若手研究者PROFILE 2023_11
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今後の見通し異分野融合による独創的研究から腎疾患治療法の開発を目指す■研究ポリシー薬学研究科に所属し生命医科学研究に携わる者として、また製薬企業での創薬研究に携わった経験を糧に、研究成果を疾患に苦しむ患者さんの治療や、その治療のための創薬に繋げることを念頭に置いています。加えて、研究分野の枠組みにとらわれず、自由な発想に基づき真理を探究し、生命科学の裾野を広げることにも貢献します。17言わずもがな、近年、生命科学研究における技術開発は目覚ましく、様々な難題へのアプローチが可能になってきました。また技術開発のスピードが速いが故、数年経てば比較的新しい技術を多くの研究者が簡便で安価に利用できるようになっています。このような状況下、私にとっての独創的研究は、新しい技術を取り入れるのは勿論ですが、それだけでは不十分で、やはり異なる分野の研究者同士の知と知のぶつけ合いから始まると考えます。幸運にも先導的学際研究機構により、異分野の研究者が出会う機会を頂きました。学内組織であるため、共通の大学理念の下で協力し合うマインドを持っていることも異分野融合のハードルを低くしていると感じます。今後は、様々な分野の研究者の方との学際的研究を立ち上げ、腎·循環器疾患の治療法開発を目指したいと考えています。FIGURE 1:腎·循環器疾患の克服を目指し、基礎科学及び臨床科学の双方向性からアプローチしている(大阪大学大学院薬学研究科HP 臨床薬効解析学分野紹介ページより)。FIGURE 2:様々な研究手法を積極的に取り入れ、腎·循環器疾患治療法の開発を目指している。FIGURE 3:研究成果の一例:筋線維芽細胞における転写因子OASISは腎臓の線維化を促進させ、腎疾患進展に寄与する。iFremed Integrated Frontier Research for Medical Science Division

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